KAIROS3の申し込みは驚くほど簡単だったと思います。ウェブサイトから問い合わせをして、営業と話して、フォームから申し込みをしたら翌日にログインURLが届いて終わりです。あとは説明を依頼すれば無料で何日か教えてくれますし、もしくは無料のワークショップに行ってもいいでしょう。有料でセットアップを手伝ってくれるプランもあるようですが、私の記事を読んでもらえばたぶんいらない程度に簡単です。

これがKAIROS3のログイン画面です。最初に登録したメールアドレス、パスワード、それと予め決めたアカウント名の3つを入力してログインします。

KAIROS3のユーザーは管理ユーザーでログインした後にいくつでも発行できます。KAIROS3は利用ユーザー数での課金がないので、何人で使用しても料金は同じです。

それとアカウント名ですが、4文字以上の英数字が使用できるのですが、これが使われるのが KAIROS3が発行するURLです。何が指定されていても特に目立たない程度の使われ方ですが、申し込み時に登録すると後で変更が出来ないので注意が必要です。(ゴネても無理でした)

初めてログインするとチュートリアルっぽい初期設定の説明画面が出ます。最初に表示されるのはウェブサイトに埋め込むタグの説明です。

このWEBビーコンと呼ばれるタグは、すべてのウェブサイトに埋め込んでください企業サイト、オウンドメディア、ランディングページなど、今回のマーケティング活動で利用するすべてのサイトに埋め込むことをオススメします。

参照:KAIROS3のトラッキングのためのWEBビーコンを設置する

このタグは後でも表示できますので、必ずここで保存しておかなければならないというわけでもありませんので、とりあえず次に進んでもOKです。

ちなみに、複数のドメインのウェブサイトにこのタグを埋め込んでも問題ありません。ただ、関係ないウェブサイトに埋め込んではいけません。KAIROS3はアクセス数によって月額料金が異なるので、無関係すぎるサイトに埋め込んでもお金の無駄です。

KAIROS3はこのように、ユーザー数、PV数、メール送信数によって月額料金が変化するルールになっています。月中でいずれかがオーバーすると自動で月額料金が上がります。申込時にあらかじめ予測して契約する必要はありません。勝手に上がったり下がったりします。極端に言えば、顧客データを全部削除して、タグをすべて外し、メールを送らなければ最低の6千円に戻るということです。

つぎのステップは、DKIMとSPFの設定です。これは簡単に言えば、これからKAIROS3で送信していくメールが迷惑メールになりにくくなるために行う設定です。やったほうが良いのは確かですが、やらないと届かないというわけでもないので、読んでもさっぱりわからないという人は飛ばしておいてOKです。

KAIROS3で送信されるメールは自社のサーバーではなくKAIROS3のメールサーバーから送信されます。送信者となるメールアドレスはあくまで自社ドメインですから、送信者のドメインと送信されるサーバーのドメインが不一致となります。この不一致を迷惑メールとして分類されてしまうことがあるので、それを避けるのがこの処理となります。(両方を自社ドメインで一致させることも有料オプションで出来ます)

別途、DKIMとSPFの設定方法についての記事を書こうと思います。

また、この設定はメールを送信ドメインに行います。ドメインの初期値は登録した管理ユーザーのメールアドレスから決められていますが、他のドメインでは送信できないというものではありません。

次に、KAIROS3の基本的な構造が図になっています。初めての方にとってはさっぱりわからない図かも知れません。逆にツールに詳しい方にとってはこれだけかよと突っ込みたくなるぐらい少ないかもしれません。でも問題はありません。いま理解する必要があるのは「リード」と「リードタグ」だけです。ぶっちゃけあとは使わなくても問題ありません。

マーケティングオートメーションでは、顧客(会員・見込み客・取引先等すべて)のことを「リード」と言います。KAIROS3では登録されたメールアドレスごとにリードという顧客データを作ります。「リード=顧客=メールアドレス」と理解してください。リードの詳しい情報、例えば住所や電話番号などの項目は予め別途用意されていますし、必要なら追加することが出来ます。

「リードタグ」とは、リードを分類するためにつける目印のようなものです。どの商品に興味があるか、どのランディングページから登録してきたのか、メルマガ会員、資料請求登録など、営業をするために必要な情報を登録するのですが、基本的に手作業ではなく、ルールに従って自動的につけていくものだと思ってください。

リードタグはマーケティングオートメーションの肝となる機能なので、別途詳しく説明していきます。ここでは「リード」と「リードタグ」という言葉をセットで覚えてください。

次はリードの初期登録です。すでに顧客情報を持っている場合、CSV形式でアップロードすることが出来ます。このKAIROS3のアップロードがちょっとクセモノなので、ここでは後回しにしましょう。いきなり行おうとするとまずうまくいきません。KAIROS3の構造がわかってから後から行うほうがスムーズです。これも別途記事で説明します。

次は登録フォームについての説明です。ウェブサイトからのお問い合わせ、メルマガ登録、会員登録、ランディングページからの資料請求など、顧客情報の登録はすべてこの登録フォームの機能を使って行います。

マーケティングオートメーションでは、これを「インバウンド」と呼びます。マーケティング活動には「インバウンド」「アウトバウンド」があり、「インバウンド」は顧客がコンタクトしてくるのを待つタイプ「アウトバウンド」はこちらから顧客にコンタクトするタイプです。最初はこのふたつがごちゃごちゃになりますが、「インバウンド=登録フォーム」「アウトバウンド=メール送信」と覚えるとわかりやすいです。

KAIROS3では、予め登録フォームを作り、そこから登録された情報をリードに登録し、同時にルールに基づいてリードタグを設定、リアクションとして自動応答メールを設定します。有料オプションのシナリオという機能を使うと、ステップメールを実現することも出来ますが、応用編です。これについては別途違う記事で説明します。

最初はメルマガ会員登録、資料請求フォーム、セミナー登録などがメインでしょう。これらも個別に記事で説明しようと思います。

KAIROS3ではリードにメールを配信出来ます(あたりまえですが)。メールは基本HTMLメールで送られます。もちろんテキストメールしか受け取れないガラケーでも大丈夫なように出来ています。

メールの一斉送信は「アウトバウンド」です。メール配信の手順は、リードタグを元に送信する顧客リストを作り、メールテンプレートから送信するメールを作り、送信する日時を予約して終了です。

メール送信についてはもちろん個別に別記事で説明していきます。

KAIROS3のオフラインキャンペーンとは、「インバウンド」「アウトバウンド」以外の顧客情報の収集を指しています。例えば展示会で集めた名刺を登録する、ダイレクトメールを郵送で送った結果を登録する、セミナーの実際の来場を登録する、などです。いずれもウェブマーケティング外の営業マンの行動に関することなので後回しでいいでしょう。

最後にその他の初期設定項目についての説明です。

マーケティングオートメーションでは、顧客の行動から顧客にスコアを付けて、いま積極的にアプローチするべき顧客を抽出します。わかりやすくいうと、顧客にメールを送り、そのメールを読んだか、我々のホームページのどの記事を読んだか、資料請求したか、などによっていま熱い顧客を選び出し、営業に電話しろと指示するのです。

KAIROS3では、ACTIVEリードは上記の行動をとった顧客、HOTリードはその中でも積極的な顧客を指しています。これらは初期値では毎週月曜日に担当営業にメールで通知されるようになっていますが、HOTリードは週1ではなくて毎日通知されるほうがいいでしょう。変更の方法については別記事で説明します。

KAIROSでは、顧客が何らかの行動をとるたびにスコアを加算していくのですが、これは設定したルールに基づいて行われます。例えば、メールを読んだだけの顧客と資料請求をしてきた顧客では、あきらかに後者のほうがHOTです。これを反映したスコアになっていないとうまくいきません。

例えば、メールを読んだら1点、ウェブサイトに来たら4点、価格表や会社案内のページを見たら各8点、資料請求をしてきたら16点などと設定しておき、20点を超えたらHOTリードとして営業に通知して電話させるわけです。

このように、本来はわからない顧客の行動を記録して、自社商品が気になっている顧客に積極的にアプローチさせてクロージングするのがマーケティングオートメーションです。(もちろん営業のいない通販でも同様に行えます)

「タグ」とはリードタグのことです。特定のページを閲覧したときに自動的にリードタグを付加することが出来ます。

PDFファイルには「WEBビーコン」を埋め込むことが出来ないため、PDFファイルを読んだかどうかを特定することが出来ません。例えば資料ダウンロードで配布した導入事例が読まれたか判別したい場合、ここで指定したドキュメント置き場にホワイトペーパーを置き、KAIROS3でURLをメールで送信してダウンロードという形式をとると、アクセスを把握して「導入事例閲覧済」という「リードタグ」を割り当てることが出来ます。

インバウンドプランナーはウェブサイトのアクセス解析を見るためのツールです。簡単なGoogle Analyticsみたいなものだと思ってください。

レポートはインバウンドキャンペーンやアウトバウンドキャンペーンなどの結果を表示する機能です。それぞれの説明のときに詳しく説明します。

これでKAIROS3のチュートリアルは終わりです。長くて途中で面倒になりましたが、ひととおり説明してみました。今後はやるべきことを個別に説明していきます。