Webサイトとホームページはどちらが正しいか




seo10Webサイトとホームページ、どちらも同じものを指す言葉として使われていますが、どちらが正しいのでしょうか。Web制作会社とホームページ制作会社はどちらが良いのでしょうか。

日本ではWebサイトとホームページは同じに使われています。しかし本来の英語では、異なるものを指す言葉です。

英語でHomepageというと、ブラウザを開いたときに最初に表示されるページのことを指します。日本ではこれを指す適切な名称は無いらしく、ブラウザの設定画面でも最初に表示するページ、起動時のページ、単にホームなどと書かれています。

このため、外国人と英語で話す時にHOMEPAGEと言っても通じません。英語ではWeb Siteが適切な呼び名です。

しかし、日本ではホームページのほうが先に定着してしまいました。多くの人はWeb Siteのことをホームページと呼び、Webサイトと呼んでいるのはこのことを知っているWeb業界の人たちだけかもしれません。

このように名前が複数あるものは日本語に限らずどの言語でも色々とあります。また固有名詞でなくとも同じような意味をもつ類義語という言葉もたくさんあり、日本語の場合はさらに、漢字で書くか、ひらがなか、カタカナか、ローマ字かなどのバリエーションがあります。

SEO対策ではターゲットキーワードを決める上で、このことが言葉選びを難しくします。どの言葉を選ぶかで、SEO対策の難易度、集客数、ホームページにアクセスしてくる人たちが変わってきます。では何を基準に選べばよいのでしょうか。

Webサイトとホームページの例

Webサイトとホームページのように、明らかに同じものを指している言葉の場合はどちらを使うか非常に迷います。英語では異なるものでも日本語では同じなので、どちらを使っても誤用という訳ではありませんが、SEO対策ではこの言葉選びが大切なのです。

このような場合、まずはそれぞれの言葉をGoogleで検索してみます。その検索結果で上位に両方の言葉が混ざって出てくるようなら、Googleはその2つの言葉を同じものとして捉えています。その場合はどちらの言葉を使っても大差はないということになります。

逆にこの例のように、ウェブサイトとホームページでは明らかに検索結果が異なっている場合は、Googleはそれぞれを違う言葉として捉えているのです。この場合はどちらの言葉でSEO対策を行うかによってまったく違う結果になります。

冒頭で説明したとおり、本来はWEBサイトのほうが正しい言葉です。しかしSEO対策では正しい日本語よりも多くの集客数のほうが大切ですので、より一般的な言葉のほうにしたいところです。

印象としてはホームページという言葉のほうが一般的に感じますが、ホームページ制作会社よりもウェブ制作会社のほうが高度な技術をもつ専門家のような印象があります。これはあくまで私の主観でしかありませんので、客観的にどうなのか調べてみます。

キーワードプランナー(旧キーワードツール)

Googleの広告配信のAdwordsでは、それぞれの言葉が月間でどのぐらい検索されているかを調べることができます。それがキーワードプランナーです。

詳しい使い方は別な記事で説明するとして、さきほどのWebサイトとホームページを調べてみます。

キーワード

ホームページが一ヶ月間に40,500回も検索されているのに対して、Webサイトは2,900回です。単に数の上ではホームページの圧勝です。

しかしホームページ制作とWeb制作ではどうでしょうか。日頃はホームページと呼んでいても、仕事を依頼するときはWeb制作と呼んでいるかもしれません。

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こちらでもホームページ制作のほうが2倍ほど検索数が多いようです。

ここでもうひとつ、気になることがあります。この記事で私がカタカナのウェブではなく、いちいち英単語のWebと書いていることが気になった人がいると思います。Web業界ではウェブデザイナーとはあまり書かず、webデザイナーと書くほうが多いのです。なぜだか理由はわかりませんが、業界の慣例なのでしょう。

キーワードプランナーの調査結果でも、web制作とウェブ制作の検索数の差が一目瞭然です。しかし一般の人がいちいち書くのが面倒な英単語で検索するのでしょうか。ちょっと考えにくいです。

このことから、webと呼んでいるのは業界人が多いのではないかと私は推測しています。web制作の仕事が欲しいためにSEO対策を行うのであれば、業界人ではない人を集客できるホームページ制作のほうが数的にも質的にも適切ではないかと思います。

ふたつが違う意味の言葉の例

私のクライアントに鈑金塗装業という仕事をしている会社があります。事故などで壊れた車を修理する工場のことです。

鈑金と似た言葉に板金があり、微妙に違います。鈑金は車の修理で、板金は金属の板を加工することです。どちらも金属の板を叩いたり曲げたり溶接したりすることに変わりはないのですが、それぞれの業界では使い分けられていて、同じ言葉ではありません。

最初にこのお客様のホームページを作ったとき、私が板金と書いたので誤字として指摘されました。ところが当時のWindowsの漢字変換で鈑金がなかなか出てこなかったので、もしやと思い調べてみました。

キーワード

結果は板金のほうが圧倒的に多かったのです。一般の人がこのふたつの言葉の違いを理解していないことに加え、Windowsの漢字変換が板金としか変換しなかったのですから当然の結果です。

このことは鈑金塗装と板金塗装の検索数の違いからも明らかです。自動車の修理は鈑金と塗装がワンセットで行われるため、鈑金塗装と呼ばれますが、金属の加工では板金塗装とは呼びません。それにも関わらず、板金塗装のほうが圧倒的に検索数が多いのです。

この結果から、クライアントのホームページでは、画像部分には正しく鈑金塗装を使いましたが、テキスト部分はあえて板金塗装で統一しました。これによってホームページからの集客は実際に何倍にも増えました。

他にもホームページで使う言葉によって集客力が変わった例はたくさんありました。このように普段つかっている言葉でも、一度キーワードプランナーで調べてみることは大切なことです。