カタカナ?ひらがな?漢字?




seo13先日、SEOコンサルティングを行っているクライアント企業でのことです。記事にキーワードを埋め込む時に漢字とカタカナとひらがなは区別されるのか、されないのか、と質問されました。日本語では同じ言葉を漢字で書いたり、カタカナやひらがなでも書くことがあります。難しい漢字だと、ひらがなで検索されているほうが多いのではないか、と気になります。

Googleは日本語を理解しているか

Googleは日本語を完全には理解していないと言われています。とはいえ、辞書サービスも提供していますから、漢字の読みぐらいは把握していそうな気もします。しかし「雨」と「飴」、「雲」と「蜘蛛」など、同じ読みで意味が違う言葉が沢山あるわけですから難しそうです。

お客様から質問されたのは「鍵」という言葉です。読めないほど難しい漢字ではありませんが、日常でも「カギ」と表記されている場合も多い言葉ですので、どちらが一般的か一概には言えません。いままでは「鍵」と「カギ」を半々ぐらいずつ織り交ぜて記事を書いていたとのことです。

こういった場合には、実際にその言葉でGoogleで検索してみるとそれぞれの関係がわかります。

まずは漢字の「鍵」で検索してみます。

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検索結果で太字で表されている文字が、検索キーワードに一致している文字です。
「鍵」でも「カギ」でも反応していることがわかります。

つぎにカタカナの「カギ」で検索してみます。

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こちらも「カギ」でも「鍵」でも反応しています。しかし順位が先ほどと違います。

どちらが検索数が多いか、競合はどちらを使っているか、などから決める必要がありそうです。

さらにひらがなの「かぎ」も見てみます。

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「かぎ」と「カギ」に反応していますが、「鍵」には反応していません。

このように、Googleは漢字と読みという関係で日本語を理解しているわけではなく、それぞれ違う言葉として認識しており、かつ類義語のように把握しています。おそらく「鍵」と「カギ」、「カギ」と「かぎ」はそれぞれ非常に近い類義語で、ほぼ同一と判断しているようですが、「鍵」と「かぎ」はそれほど近くないと考えているのでしょう。なぜこうなっているのかは私にもわかりません。

試しに「kagi」とローマ字で検索したらどうなるのでしょうか。

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きちんと漢字の「鍵」にも反応しています。
さらに先の検索結果をみると、「かぎ」や「カギ」には反応していませんでした。

ひとつここで気づきたいことがあります。「鍵」の検索結果の上位にあったサイトが消えて、まったく違う検索結果になっています。しかもタイトルには「kagi」が含まれていないサイトが上位にいます。

この場合はURLに含まれていた「kagi」に反応しています。このことからURLにキーワードが含まれていることが有効であることがわかります。

ついでに「key」でも検索してみましょう。

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検索結果から「鍵」は消えてしまいました。さらに先の検索結果をみても、「キー」には反応しているものの、「鍵」は見当たりませんでした。どうやらURLやドメインに「key」を含ませても「鍵」の検索結果には無意味のようです。

URLにターゲットキーワードを入れると良いということから、記事のタイトルを英訳してHTML名としている方がよくいますが、効果があるのかは疑問です。

今回は「鍵」について調べた結果、それぞれの関係がわかってきました。結論としては「鍵」と「カギ」はどちらでもほぼ同じ結果になるようでした。しかしこれは「鍵」と「カギ」にとっての結論で、他の言葉でもカタカナが同じようになるとは限りません。

また、漢字とフリガナでなくとも、日本語には言葉のゆらぎというものや、同じ言葉に異なる漢字が使われていることがあります。これらについても同じようにGoogleがどう把握しているのか、検索結果にどのような影響があるのかをあらかじめ調べておくと良いでしょう。