「価値のない質の低いコンテンツ」によるペナルティからの復旧




seo14Googleは200以上の要素によって、検索順位を自動的に計算しています。SEO対策ではそのアルゴリズムが上位表示すべきサイトとして我々のサイトを選んでくれるように、ホームページを作っていくわけです。しかし、SEO対策に有利だから、ということばかり考えておかしなサイトを作ってしまうと、逆にペナルティを受けて大きく順位を下げられてしまいます。

私はお客様のウェブサイトの順位の変化を毎日モニターしているのですが、今朝、あるお客様のサイトの順位が大きく下落しました。そのサイトは私が制作をしたサイトではなく、お客様が以前から所有していたサイトです。

rankdown

このサイトは、一部が違うだけでほとんどが同じコンテンツのページが8割以上を占めていました。この場合、Googleの言うところの「価値のない質の低いコンテンツ」によるペナルティというものが該当します。しかしその打ち合わせの時点ではペナルティは適用されておらず、検索順位も良く、集客も出来ていましたので様子をみつつ、置換え用の新しいサイトの制作を進めましょう、となっていました。

それから3ヶ月も経たずに、やはり「価値のない質の低いコンテンツ」によるペナルティとなってしまいました。

このペナルティはGoogleのウェブマスターツールにサイトを登録することで確認ができます。

ウェブマスターツールで、「検索トラフィック」>「手動による対策」という項目を確認してください。

手動による対策

このように、「手動によるウェブスパム対策は見つかりませんでした。」となっていれば正常です。

手動による対策

このように、「手動による対策が特定のページ、セクション、リンクに適用されています」と表示されていたら、ペナルティを受けています。

矢印部分をクリックしてみると、より詳しくメッセージが表示されます。

質の低いコンテンツ

このペナルティを受けると、サイト全体の順位が本来の順位よりも大幅に(数十位)下降してしまいます。これによってサイトが持っている集客力のあるキーワードが30位以降まで落ちてしまうために、検索エンジンからの集客のほとんどを失ってしまいます。SEO対策によって集客を行っているサイトにとってはまるで死刑宣告です。

では、「この価値のない質の低いコンテンツ」とはどのようなものを指しているのか、どのように対処すれば良いのかです。

このメッセージの中に書かれている、「実質のないアフィリエイトページ」「見かけ倒しのサイト」「誘導ページ」「自動生成されたコンテンツ」「コピーしたコンテンツ」など、というページが何かですが、ペナルティを受けた後で読んでしまうと、なんだか全部該当してしまっているんじゃないかという気もしてきますし、でも他のサイトだってみんな同じじゃないかという気もします。

まず、「実質のないアフィリエイトページ」「見かけ倒しのサイト」は多くの場合、極端なアフィリエイトサイトを指していますので、一般企業のサイトの場合は外して考えてかまわないでしょう。私はこれらのサイトの復旧を行ったことが無いので、あまり具体的なアドバイスはできません。

「誘導ページ」とは、他のサイトに誘導することを目的としたサイトもしくはページのことです。例えば、本体のサイトとは別のキーワードを狙う目的で別サイトを作って集客し、本サイトにバナー等で誘導したり、同様のことを本体の下位ディレクトリで行ったりなどして、本サイトからは隠した状態で一方通行の窓口となるページを作ることです。例えば本サイトでは薬事法の関係で書けないことを別サイトで書いて集客後、本サイトで販売などをしていることもあります。

しかし、Google自は合法かどうか自体は判断基準にはしていませんので、よほど悪質でなければ該当しないので過敏になる必要はありません。私も実験的に作成したサイト以外ではこのペナルティに該当したことがありません。もしこれに該当すると思われる場合は、そのサイトやディレクトリを丸ごと削除してください。

「自動生成されたコンテンツ」は、プログラムで作成されたページを指しています。しかし、ショッピングカートやワードプレス等のプログラムとは違います。これが指しているのは、何らかのデータ(例えば名簿)を元にたくさんのページを自動的に作っている場合、例えば、全国の税務署一覧を元にして税務署の住所と地図の紹介ページを作ったり、楽天の商品データを使用して大量の商品販売ページを作成している場合、TwitterやRSSなどの外部データを利用してページを作成している場合などが考えられます。

これを行うと簡単に大量なページ(数千数万単位)を作成できてしまうため、実際よりも大きなサイトになってしまいます。サイトが大きければ多くのキーワードで集客ができ、サイト内リンクも巨大になるためにページランクも高くなり、SEO対策で有利となります。これは見つかればペナルティになる可能性が高い手法です。

この場合も、該当するコンテンツページをディレクトリごと削除する必要があります。

「コピーしたコンテンツ」は2通りの意味があります。他のサイトからコピーしてきたページを多数掲載している場合は言葉どおりですが、もうひとつはサイト内でコピーしてきたかのようにほとんど同じ内容で少しだけ違うページ、例えば市区町村名だけが違う、商品名だけが違うなどのページが多数ある場合にも該当します。

これには自動的に検出されて順位が低下する場合(メッセージなし)と、それはすり抜けたものの、手動にてペナルティを受ける場合(今回のメッセージ)の場合があるようです。

しかしどんなサイトでも、少ししか違わない似たようなページを持っているものです。それらの全てが悪いわけではありません。コピーしたコンテンツは自動的にプログラムが検出できる問題ですが、あえて手動でのペナルティとなっているのは、Googleが冤罪を防ごうとしているためです。

例えば、コカ・コーラの250mlと350mlと500mlと1.5lの商品ページは誰が作ってもほとんど同じ内容になってしまいます。プリントされた絵柄が違うTシャツも、似たようなページになってしまうでしょう。この「なってしまうのが普通」なページと、「あきらかに作為的」なページを見極めるためにプログラムではなく人間が手動でチェックしているのです。

なので、「あきらかに作為的」な部分だけを削除すれば、再審査に通るはずです。